楽譜が読めるようになるには?(小さなお子様)

お子さんがピアノを習い始めて少し経った頃、「もしかしたらうちの子、音符を読んで弾いているのではなく、音符の近くに表記されている指番号を見て弾いているのでは?」と思うことがあると思います。あるある~!でございます。

 

はじめは♯♭の付かないハ長調の簡単な音列「ドレミファソ」→「1・2・3・4・5」と指番号が書かれている楽譜を使いますので、音符を覚えていないお子様も、「指番号」を頼りにお稽古に励んでいかれます。

お稽古の導入に「指番号」は助かりますが、いろいろな高さの音符が出て来た時に、指番号と音名は一致しないことにお子さんも気が付きます。ドは1番の指(親指)で弾くとは限らないのだと!

そして『音符を覚えるお宿題』がピアノの先生から出される時期に入っていくのですが、

これがなかなか覚えられなくて、皆さん苦労されています。

 

お家でお子様の練習に付き合うお母様も音符が読める方ばかりではなく(むしろ少ないです)、お子さんと一緒に、ここがドだからド・レ・ミ~と5線を数えながら音を探る方が多いと思います。でもドから順番に数えていく読み方では時間がかかって大変でしょう~💦

それにピアノは他の楽器に比べていっぱい音符が出てきますし(-_-;)、さぁ、お母さんも困りました😢

 

ネットで「音符の覚え方」を検索されますと、たくさんの覚え方が紹介されていますが、やり方はなんでも良いです。ドリルを使うのも良いでしょう。

一番してはいけない読み方は、5線をドから順番に数えて読んでいく方法。

これではいつまで経っても覚えられず、譜読みが不得手なお子さんになります。

 

以前、私のブログで『音符の覚え方』の記事を投稿したことがあります。

こちらはレッスン生の保護者様に好評でしたので、ぜひご参照ください。

https://www.naoko-rps.com/archives/2435

 

加線付の音符も視覚的に覚えていくしかありません。

音符の数はト音記号とヘ音記号を各22音、合計44音くらい覚えていたら、だいたいどんな曲でも譜読みが出来ます。

“44音なんて無理”と思われたら、各音部記号(ト音記号&ヘ音記号)を2オクターヴずつ、覚えるだけでも良いでしょう。

 

自然に読めるようにはなかなかならないので、一度、覚える時間をご家庭でしっかり取られ、覚えては忘れ、忘れては覚える~を繰り返しながら、楽譜が一人で読めるようになっていただきたいです。

 

もちろんご家庭だけでなく、小学生低学年まではピアノのレッスンの中で音楽ノート(5線ノート)を使ったワークを取り入れてまいりますので、ご一緒に少しずつ覚えていきましょうね。

(近藤直子)

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