日本では、ドレミファソラシド♪の「イタリア音名」を使って歌ったりピアノを習うことがほとんどなので、「ドイツ音名」は音楽の専門的な学びをする人が使う音名といったイメージがあるのではないでしょうか。
幼少期にドイツ音名に馴染む機会がなくても、普通にピアノを習うぶんにはイタリア音名で十分!
~なのですが、
意外とドイツ音名は便利なのです。
ドイツ音名では、音名ごとに呼び名があるので、派生音(♯や♭の付く黒鍵)の表記がシンプルです。
たとえば、
イタリア音名『シの♭フラット』は、ドイツ音名では『ベー』(B)の一語。
ㇻのシャープ♯は、『アイス』(ais)
~というように、〇〇のシャープ、〇〇のフラットと言わなくても、一語で済みます。
全ての音名をドイツ音名で覚えなくても、例えば4音だけでもドイツ音名が使えると、イタリア音名や日本音名より言いやすく、書きやすかったりしますので、今日はその4音だけご紹介しましょう。
以下の4音がよく楽譜に出てくる派生音ですね。右がドイツ音名です。
〇ファの♯→フィス(fis)
〇ドの♯→チス(cis)
〇シの♭→ベー(b)
〇ミの♭→エス(es)
フィス・チス・ベー・エス、この4音だけでも覚えてみましょう。
※私のピアノレッスンでも普通にイタリア音名を使いますが、(お家の方からの)ご希望のあるお子さんにはドレミファソラシドにしっかり馴染んだ後、少しずつドイツ音名もお教えしております。
子供たちはそれほど抵抗なく、なんかカッコいい!と言って覚えてくれます(笑)しかも覚えるのが早い!
当教室のピアノ門下生の皆さんは、赤ちゃん時代からナオコリトミックで学んでこられていて、音やリズムの模倣力が格別に優れておられからでしょうか(^_-)-☆、
小学生低学年から英検準2級とかに挑戦され、また合格していかれるお子さんが多いので、ドイツ音名も4音くらいは楽勝かもしれませんね!!
ドイツ音名について、数年前のブログでも記載しております。
ぜひご参照ください。
https://www.naoko-rps.com/archives/2606
(近藤直子)