絶対音感の最適な習得期間は、赤ちゃんから始まり遅くても4歳から5歳までの間に2年~3年間、継続してレッスンを受ける必要があります。その年齢がはやく身につきます。
そして絶対音感は自然に身につくものではなく『教育』です。
幼少期に訓練(レッスン)を受けたか受けなかったか、その違いなのですが、
どうせ習得するなら楽しく遊び感覚の中で得てほしいですよね♡
お子様によって習得に早い遅いはありますが、乳幼児期からリトミックなどを通して音名に触れる教育の機会を与えられたお子様は、遊び感覚の中で速やかに絶対音感が付いていきます。
一度聴いた曲をなぜか覚えてピアノで弾く!
英語などの発音をそのまま真似するアウトプット力が優れている!
など、お子様の力に驚かれる話はよく聞かれるでしょう。
絶対音感が付いていると曲の暗譜も速く正確にできますし、メロディーにふさわしい伴奏コードなども説明しなくても感覚的に分るので、音楽を楽しむ幅が広がります。
絶対音感の習得は多くの先生がピアノを使います。
ピアノを習いながら絶対音感の習得を完成していくお子様がほとんどですが、ピアノ演奏のできる指や手の成長を待っていると、あっという間に「音感の習得期間」が過ぎてしまうので、
「楽器演奏を習う前(乳幼児期)に、まずリトミックで音楽の基礎力を作っていく」
これがリトミック創始者、ダルクローズ先生の考えです。
リトミックはまさに音楽教育の出発点ですね。
さて、6歳からでも絶対音感は付くのか?
結論から言いますと、6歳以降に絶対音感を習得していくには、大変な時間と労力がかかり、特に単音ではなく和音(2音以上、重なった音)なると、もうお手上げです。
音楽教育は早い者勝ちといわれるのは、絶対音感やリズム感の習得期間が年齢的に限られているからでしょう。
どうぞ赤ちゃん時代を大切に。
もう音楽教育は始まっています♡
(近藤直子)