なかなか終息と出口の見られない新型コロナウイルス、
感染しないよう、そして命を守ることが第一なのは言うまでもないですが、
自粛要請が長引くほど経済も教育も衰退し、何より私たちの心が疲弊してしまいそうです。
先日、あるお母さま方から
子供が悪夢にうなされ何回も起きる
子どもが眠れないと訴えてくる
日中もやたらとしがみついて離れなくなった
そのようなお子様の変容とご心配を幾つか伺いました。
やはりどんなに小さくても大人の危機感は子供たちにも伝わっているのです。
そのような状況の中で、<リトミック>が子供たちの、そしてご家族の心の拠り所や気分転換になるのであれば、感染対策を徹底的に行ったうえで精一杯やらせていただこうと、2週間の自粛明けから通常レッスンに戻ったところです。
リトミック中、換気(レッスン中、窓を開けています)とマスク着用、離れて着席してもらう、接触をしないよう一部プログラムを変更するなどの工夫をしつつ、3月のレッスンも残り2クラス。
さてピアノレッスンの方も
☆講師だけでなく受講生もマスク着用
☆常に換気
☆レッスン後の鍵盤消毒(次に弾く生徒の前に消毒)
☆レッスン室の入退室のたびにお子様の手のアルコール消毒
☆定期的にドアノブの消毒
☆講師宅に電車やバスなどの公共機関を使わず、マイカーでご送迎の方のみ受講可能
など思いつく限りの対策を門下生一同、確認しあって行っております。
お母さま方からはアルコール消毒剤やマスク、私の手が荒れないようにとハンドクリームなど、たくさんの差し入れをありがとうございました。
『ピアノレッスンがあって助かります』
『ピアノがなかったら親子で息が詰まり、大変でした』というメッセージもたくさんいただき、そのお言葉にも励まされ、
本日も感染対策を徹底的にした上でレッスンをいたしました。
実は、
3月前半から新型コロナ対策として学校が休校になって以降、生徒の皆さんピアノの上達ぶりがものすごいです。
これにはちょっとおどろきました。
私「どうしてこんなにリーディングを進めてこられたの?どうして課題曲を自分で増やしてきたの?すごい~」
生徒ちゃん「家で時間ができたから、ずっとピアノ弾いてます」
~だそうです。
在宅時間が長くなり、時間にゆとりがあるのでピアノの練習時間がいつもより多く取れるということでした。
『音楽は最良の薬であり、最善の助け』
今、そのような言葉が身に染みます。
音楽でコロナウイルスを直接やっつけることはできませんが、
子どもたちの心を強く健やかに保つ良薬であることは間違いないでしょう。
今後も状況は刻一刻と変わります。
その都度、最善策を考えながら、各自・各ご家庭で感染対策を徹底してまいりましょう。(近藤直子)