2019年7月14日(日)、<第26回近藤直子ピアノ門下生コンサート>が華やかに開催されました。
このたび迎えた26回目、
長くピアノ指導に携わって参りましたが、今回の門下生コンサートほど、全生徒の演奏レベルが高く、震えるほどの感動を覚えた会はございませんでした。
お子様たちの当日の集中力も本当にすごかった…
私自身も準備に準備を重ね、体力気力の限界までレッスンをして臨んだ第26回!
今、心地よい疲労感と達成感に満たされております。
一番小さなお子様は5歳。
その小さいお子様たちでさえも、緊張して訳が分からないうちに弾き終えちゃった~という感じはまるでなく、
『自分の奏でる音をしっかり聴き味わい、常に考えながら演奏する』ことができていました。
コンサートホールでの演奏は家やレッスン室で弾くのとではあきらかに残響時間が違うので、ピアニストは緊張の中でも自分の弾いている音を聴きながら考え、演奏しなければなりません。
そうやって自分の作る響きを楽しむのです。
それは言葉で教えられるものではなく<感覚的な対応力>ですので、
日頃から自分の音をよく聴いて、どのように弾いていこうかと考える練習をしていなければ到達しえない領域です。
しかし今回の門下生コンサートでは子供たちがみんなみんな、「よく考えながら弾き上げていく迫真の演奏」の披露となったのです。
舞台袖で聴いていて感動が止まりませんでした。
↓舞台そでの風景
次にご出演される生徒ちゃんの手を握り、励まし、そして演奏が終わるまで祈ります。
↓今回は連弾も7組。
中学2年生の綺音ちゃんとは、ガーシュインの<ラプソディー・イン・ブルー>を。
そして本番に最大の力を発揮してくれた子供たちの演奏力と心の強さに感動したのは私だけではなく、
日頃の練習を時に厳しく、常に優しく見守ってくださったご両親様をはじめとする、ご家族の皆様も同じでした。
終演後に、ご家族皆様からの指導者へのねぎらいの言葉と、今回の出演を通して子供がどれほど成長したかという嬉しいメッセージをたくさん頂戴し、それはしみじみうれしかったです。
第27回も頑張って続けようという新しい力が湧いて参りました。
中にはコンサートに出ることを目的として頑張ってきたので、終わったら他の習いごとの為、ピアノをやめるつもりだった方からも、
『やめるなんてとんでもない。
あのような感動の場面は直子先生の門下生でないと味あわせてあげられない。
主人からも絶対やめさせるなよと言われました」という、こちらの心がくすぐったくなるようなメッセージも届きました。(ありがとうございます。)
近年お子様の習いごとが多様化してきたため、ピアノはたくさんの習いごとの中の一つであり、なかなか家での練習時間を捻出できない~というのが皆さんの共通の悩みだと思います。
そのような現状の中で高い演奏レベルを習得してもらい、演奏を楽しむ力を育てるにはどうしたら良いのでしょう?
これは私たちピアノ指導に携わる者のこれからの課題として常に考え、工夫していかなければなりません。
ご来聴くださいましたお客様からも嬉しいメッセージが!
第1部から第3部まですべての演奏を聴いてくださったお客様の中にはピアノ指導者の方も数名おられ、
どのような指導をしたら、あんな演奏レベルまで引き上げられるのかと嬉しいご質問もいただきました♡
またリトミック受講生のお母様たちも、リトミックの成果を見て聴いて確信したというメールを受け取りました。
わざわざ聴きにいらしてくださいまして、ありがとうございました。
そのようなメッセージを受け取るたびに感動が止まりません。
↓静かに聴いてくださりありがとうございました。
↓最後のごあいさつ
本番3週間で体重が4キロ落ちましたので、ドレスも直前にお直しを。
あ、でも終わって3日で3キロ戻りました^^
さて26回開催してきたということは、26回分の想い出とエピソードがあるということです。
そしてご出演者お一人一人に本番を迎えられるまでのストーリーがあり、
それをお子様とご家族、私で共有しているからこそ、特別な絆を感じます。
これからもレッスンを通して、お子様と私、そしてご家族皆様との<心の絆>をさらに深めてまいりましょうね。
引き続きどうぞよろしくおねがいいたします。
感動が冷めやらぬ中で、第26回コンサートのご報告と御礼まで申し上げます。
(近藤直子)